YUUGAデザイナーのHANAEです。
今回は、「洋服を仕立てる」ということについて、私自身の考えや時代の変化に触れながらお話ししたいと思います。
「仕立て服」と聞くと、男性のオーダースーツをイメージされる方が多く、女性にとっては少し敷居が高く感じられるかもしれません。
YUUGAではレディースのお客様にもパーソナルオーダーをご提供しており、私はむしろ、今の時代の女性にこそ、洋服を仕立てるという選択肢を身近に感じていただきたいと考えています。
2025/05/17に公開したYoutube動画を元に本記事を掲載しています。動画も合わせてご覧ください。
なぜ女性の仕立て服は少ないのか?「選ぶ文化」と大量消費への違和感
歴史を振り返ると、メンズファッションは18世紀頃から「仕立てる」文化が根付いていましたが、レディースは流行や装飾を楽しむ傾向が強く、既製品を「選ぶ」文化へと発展してきました。
さらに近年はファストファッションの定着により、安価で手軽に服が買えるようになりました。
大量の服がお店に並んでいるのに「着たい服がない」「心からときめくものがない」という虚しさを感じたことはないでしょうか。
私自身も学生時代はたくさんの服を求めていましたが、今は「数」よりも「意味」を大切にしたいと感じています。
この服はどんな自分にしてくれるのか、どんな良い影響をもたらしてくれるのか。
大量生産・大量消費のサイクルから一歩離れ、社会的な選択としても、一着を長く大切に着るという価値観を大切にしたいと考えます。
「服に体を合わせる」のではなく「体に服を合わせる」という自己肯定
既製品のサイズが合わない時、「私のスタイルが悪いから」「痩せなきゃ」とご自身にバツをつけてしまう女性は少なくありません。
かつてのような「細くなければならない」という固定観念に縛られる必要は、もうないはずです。
洋服はあくまで、皆様の体に合わせるものです。
ご自身の体に合った服を仕立てることは、ご自身の体型を否定するのではなく、そのままを受け入れ、魅力を引き出す行為だと私は信じています。
例えば、なで肩を気にされていたお客様が、構築的なジャケットを羽織ることでコンプレックスを解消され、自信を持たれたことがありました。
仕立て服は、自分を肯定し、前向きな気持ちにさせてくれる「お守り」のような存在になり得るのです。
自分と向き合う贅沢な時間。YUUGAで「あなただけの一着」を
自分の体と向き合い、自分のために生地を選び、一着を作り上げるプロセス。
それは、忙しい日常の中で自分自身を大切にする、非常に贅沢な時間です。
YUUGAでは、お客様一人ひとりに寄り添い、単なる「モノ」としての服ではなく、お客様の人生に寄り添う一着を共にお作りします。
大量消費の時代だからこそ、ご自身のために服を仕立てるという豊かさを、ぜひ体験してみてください。