YUUGA デザイナーのHanaeです。
私は元々、アパレル業界・ファッションとはかけ離れた世界にいて
むしろ、苦手意識やコンプレックスを持っていました。
現在でも、それらが「全くない」と言ったら嘘になりますが
ファッションを通じて喜びや自信を感じることが多く
私にとっては「頼もしい味方」のような存在です。
そんな私が「YUUGA」を立ち上げるに至った経緯をお伝えする前に
ファッションとどんな関わり・キャリアを築いてきたかについて
お伝えしたいと思います。
小学生のころ、初めてPCに触れ「これからはITの時代だ!」と
一日中、掲示板を徘徊・チャットに張り付き・Webサイト作成してみたりと
とにかく引きこもっていました。
それから、所謂「高校デビュー」のような形で
髪の毛は毎日コテで巻き、当時流行っていた囲みデカ目アイメイク。
制服は着崩しが基本で、スカートは膝上15cm。
今でこそ再度ブームは来ていますが、当時は絶滅危惧種であった
ルーズソックスを履いたりもしました。
高校生〜大学生前半くらいまでは、ファッションを楽しんでいたと思いますが
大学生後半からは、ファッションに対して、とんと興味がなくなってしまったのです。
私は当時のことをいまだに言語化できずにいますが
・流行ると全員が同じ格好をしていることを目の当たりにし、虚しさを感じた
・真面目に授業を受ける隣で、露出度の高い服装をしている人がいることに違和感を覚えた
・他人のファッションなんて、自分に関係ない。だから私のファッションもどうでもいい
上記のような感情が積み重なり、ファッションに対して疲れを感じたのかもしれません。
(3つ目の感情は完全に悟りを開いてますね・・笑)
そしていつしか、ファッションに対して苦手意識やコンプレックス持つようになり
「めんどくさい」の一言で片付けるようになっていきました。
社会人としては、小学生のころに言っていた「これからはITの時代だ!」を体現するかのように
IT企業のシステムエンジニアとして約10年勤務しました。
元々のIT耐性と、大学生の頃に専攻したコミュニケーション学や
接客のアルバイトで培った対話能力を組み合わせ
システム関連も触るし、お客様への提案も行う という
どちらの要素も持ったSEの仕事だったので
私に向いていると感じながら働くことができました。
また、「誰もが知っているような大企業のシステムに私が関わった」というやりがいだけでなく
気の合う同期や、人柄の良い優しい先輩方・企業様にも恵まれました。
ただ、そんな中でも「アラサー」となり、またコロナ禍になって
漠然とした不安を日々感じていました。
この「アラサーの漠然とした不安」に名前がついていることは、最近になって知りました。
アラサークライシス/クォーター・ライフ・クライシス と言ったりするそうで
詳しくはググってみてください。
個人で事業を立ち上げたり、ステップアップしていく人が身近にいる中で
「自分がこのままでいいのだろうか」というキャリア的な心配から
「もっと何かできないだろうか」「何かやってみたい」という気持ちに変わっていきました。
ここから、ようやくファッションの登場です。
2017年頃から、パートナーでもありYUUGAディレクターのNorikiは
ファッションに没頭し始め、それに巻き込まれる形で(笑)
私もファッションに触れる機会が増えました。
Norikiと2人で出かけた時に、着ている服のジャンル/雰囲気/生地の風合い 等々
それらが「2人セットで合っていないと違和感がある」
と感じるぐらいには、ファッションの感覚は磨かれていきました。
2019年頃から、インスタグラムを始めて
ファッションのコーディネートをインスラグタムでアップしていました。
「私はファッションに興味がない」と言っていたのに
コーディネートをアップしているうちに、仲の良いフォロワーさんも増えてきて
インスタライブを毎週1〜2時間、長い時は4時間、行うこともありました。
ほんの数年ではありますが、上記のようなことをしてきて
徐々にファッションの楽しさの感覚が分かってきたり
所謂センスというものも、磨かれてきたと思います。
ふたりでやってきたことを「何か形に残したい」と考えるようになり
アラサークライシス真っ只中の私の思いが重なって
「アパレルブランドを立ち上げよう」ということに至りました。
次回以降は、YUUGAの立ち上げ経緯についてお伝えしたいと思います。