世界観の作り方は、やってきたことと、好きの組み合わせ

世界観の作り方は、やってきたことと、好きの組み合わせ

YUUGA デザイナーのHanaeです。前回の記事の続きとして
今回はYUUGAの世界観にたどり着いた経緯についてお伝えしたいと思います。

ブランドだけでなく、会社を立ち上げたり起業をするうえで
テーマとコンセプトははじめに決めるもの とよく言われます。
私たちの場合も、テーマとコンセプトは はじめに決めたのですが、
「どんな世界観にするか?」「どんな商品にするか?」
と同時に決めていったと思います。

 

- 必須条件があった

今までインスタグラムで発信してきた系統から大きく外れないこと
年齢を重ねても着用できるもの

まず、必須条件としてこれらがありました。

- 今までインスタグラムで発信してきた系統から大きく外れないこと

インスタグラムを通じて「何か形にしたい」と始まった私たちは
当然、周知する基盤はインスタグラムになります。
フォロワーさんに「アパレルブランドを始めたよ」と伝えた時のことを想像し「すごいものを始めたね!」という良い驚きが必要で
また、「がっかりされたくない」という気持ちがありました。

- 年齢を重ねても着用できるもの

ブランドも1-2年ですぐに倒れてしまうようなものではなく
長く続けたいという思いがありました。
好きになったブランドや、愛着を持って、何度も購入したブランドが
なくなってしまうことほど、悲しいことはありません。
私たちも、そのようなブランドを目指したい。
また、私自身が着用して、インスタグラムで発信していくことを想定していたので
自分が年齢を重ねた時でも着られそうなものであったり
自分で着用していて違和感のないものであること
上記のような、人間の年齢に左右されないものであること。
デザイン面で言えば、流行り廃りのない、普遍的なものであること。
必然的に必須条件となりました。

 

- 本当に好きなものであること

自ら着用して発信していくにあたって
見栄え的な面で言うと、その人=自分に似合っているか
精神的な面で言うと、自分が気に入っているか=好きなものか
上記も大事なポイントでした。

前者「自分に似合っている」は、ヘア・メイク・コーディネートで似合わせにいくことは可能だと思います。
ですが後者「好きなもの」は、そうであればあるほど自分達がより夢中になれるし
自分が心から良いと思っていないと、人にオススメできない
と重要視していました。

それと、私はインスタグラムでコーディネートをアップしていくうちに、
「自分に似合っている」と、「好きなもの」は相互作用する関係にあると気づいたのです。

・似合うから、好き
・好きだから、似合う
のように。

特に私が経験したのは、
第三者から「似合ってる」と言われ続け
自然とそれを好きになってきて、
無意識レベルで、自分が似合わせに行くようになったことです。

ヘア・メイク・コーディネートだけでなく
表情や所作まで、外側から浸透するように、自分が変化するのです。
何度も使い回された、ありきたりな言葉かもしれませんが、
内面も着替えたかのようになります。不思議ですね・・。

それから、自分がどのような雰囲気・ジャンルのファッションが好きなのか
「自分探し」のようなこともしました。

色々な媒体でファッションコーディネートを見て、好き/嫌いをどんどんジャッジしていきました。
例)ファッション雑誌/Webメディア、Instagram、WEAR、Pinterestなど・・

ある程度見極めが進んでいったところで
今度は実際に店舗に行って試着したり、購入したりもしました。

このようなことを繰り返していくうちに
自分のファッションに対する感度が上がっていくのを感じました。

 

- YUUGAは、相反する要素の中間点

ここまで記述してきた必須条件と重要ポイント、そして自分探しを経て
次のようなキーワードが浮上しました。

コンサバ、クラシック。
もう少し、細分化すると、皇室、王室、ロイヤル、ドレス。。
普遍的で構築的なもので、どちらかというと「必須条件」に当てはまるイメージです。

一方で、
マニッシュなものだったり
変形していたり、個性的な、所謂 モード系ファッション と呼ばれるものも好きで
結構似合うこともわかりました。笑

ブランドで言うと、
ディオール、サンローラン、バレンシアガ、コムデギャルソン、Yohji Yamamoto
これらのイメージが好きで、非常に影響を受けています。

 

最終的に

普遍的 でありながら モード

という、相反する要素ですが、先述の通りどちらも大事な要素であるため
これらの中間点の雰囲気を目指すことにしました。


世界観としては、ラグジュアリーやエレガントなイメージ。

そこから、日本語で「優雅」となり、ブランドネーム「YUUGA」も決まりました。
上記のイメージがあったので、ブランド名は検討から割と早く決まったと思います。
たぶん、体感で1-2日くらいです笑

 

- YUUGAで、コンプレックスの解消

YUUGAのテーマである、
「日常を特別な日々に変えるドレス」は私自身が体現していると思っています。
YUUGAを通じてまさに、日常が特別な日々に変わっていっています。
(このお話は、また今度したいと思いますが…)

商品コンセプトとして、
「街で着用できるドレス」としています。
その名の通り、街でご着用いただけるドレスです。
これはウェディングドレスなどのアイテムとしてのドレスではなく
普遍的 な要素である、ファッションジャンルとしてのドレススタイルを意味しています。

商品アイテムとしては、セットアップとワンピースがメインで、普遍的なアイテムがベースとなっています。

これは私が元々ファッションに苦手意識があったことにも由来しています。
「めんどくさい」「よくわからないし苦手」という方でも
YUUGAでルックが完成するように配慮しています。

YUUGAの世界観を気に入ってくださる方だけでなく
苦手意識のある方にも、ご着用いただきたいと考えています。

 

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Hanae

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Noriki

YUUGA ディレクター
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