パーソナルカラーに関するコンテンツは特にここ数年では当たり前になってきていて、話題になることも多いと感じます。
アパレルブランドを始めてから、パーソナルカラーや骨格診断を事業にしている方や、実際に診断を受けたことのある方との関わりが増え、また業界として親和性の高い内容なので、カラーに関する体験・考えを書きたいと思いました。
私もこの業界に関わる前から、自分に似合うメイク・ヘア・ファッションのカラーはなんだろう?とひたすらググっていた時期がありましたが
結果的には、信頼のおける第三者が、「良い!」「似合う!」とか褒めてくれるものを身につけるようになりました。
私自身が似合わないと感じていても、褒められていくと、徐々に自分が似合わせに行っているようにも思えました。
※このあたりは、好きと似合うに関して、過去のブログにも書いています。
昨年、ご縁あってパーソナルカラーや骨格を診ていただいた際に、無意識のうちに自分に似合っているものを選べるようになっていたことが分かりました。
単純に、「色」といっても、明度・彩度・素材・柄などの組み合わせも重要であると教えていただき、また、似合う理由をロジカルに説明していただき、自分が選んできたものとの整合性が取れ、納得感がありました。
YUUGAは比較的ベーシックなアイテムと生地からお選びいただけるため、どなたにも似合いやすいものであるとは思いますが、
診断士の方によると、YUUGAの色・素材・形は、私のパーソナルカラーや骨格にズバリ当てはまっているとのことでした。
※固定概念をなくすためここでは私の診断結果については触れません。
私がベースになっているので当たり前と言ってしまえばそうなのですが、そもそも診断結果を知らずに作ってきたので「ロジック的に合っている」とお聞きすると、自分の感覚をもっと信じることができました。
診断結果を知っていると、何か身につけるものを選ぶとき、判断が早まって非常に時短になると考えます。ただ、一方で、あまりに固執しすぎるのは「面白くない」とも思っています。
カラーコンタクトやポイントメイクの色使いなどで、寄せることはできると思いますし(限界はあると思いつつ)
どれが似合うか、冒険して「これは思ったより悪くないね」「これはドンピシャだね!」とコミュニケーションをしながらお買い物を「楽しむ」という面では、一度、診断結果を忘れてしまっても良いのではないかと、私は思います。
ワードローブも気にして
パーソナルカラーだけではなく、ご自身のイメージカラーというものは存在すると思います。
そしてそれはご自身のワードローブにも反映されているのではないかと考えます。
いつも着ている・身につけている色が、ご自身のイメージカラーになり、それは必ず、ワードローブに多く入っている。
過去に何名か、2色で迷われたお客様がいらっしゃり、ほとんどの決め手は、「ワードローブから外れないお色」ということでした。
あるお客様は、ウィナーズウールコレクションのワンピースとパンツのルックで、お色はブラックかブラウンで迷われていらっしゃいました。
ブラックは、その方の凛とした上品さは残しつつ、かっこよさをより引き出したようなスタイル。
ブラウンは、その方の優しさ・柔らかさが最大限に表現されたスタイルになりました。
本当にどちらのスタイルも魅力的で、私たちも、一緒に本気で悩みます。この悩んでる時間が本当に楽しいんですよねー・・・笑
パーソナルカラーの診断を知っていたら、どちらかは候補にすらあがらず、そもそも悩む楽しさすらなかった可能性もあります。
正確な時間は覚えていませんが・・2時間くらいは悩んでいたのではないでしょうか。楽しい時間はあっという間でした。
最終的にこのお客様はブラックに決定されました。
「いつもブラックを着ていて、周りからのイメージとしてもブラック」
「ワードローブにもブラックのお洋服や、ブラックにコーディネートできるものが多い」
じっくりご試着していただき、会話をさせていただいて上記のような理由から決定しました。
私個人としては、お客様のお優しい人柄が前面に表現されたブラウンが、やや好み!で、心からお似合いだと感じたので、ブラックに決まりそうな最後のタイミングで、「やっぱりもう一度ブラウン着てほしいです涙」と懇願して私の目に焼き付けさせていただきました。笑
やはり、せっかくご購入いただくのでしたら、何度も、そして長くご着用いただきたいです。
そのためには、お洋服単体を見て似合う・似合わないだけでなく、見せたい・見られたいイメージ/ご自身のワードローブにあるお洋服とのコーディネートも含めて、ご購入の検討をしていただきたいと思います。