クワイエット・ラグジュアリーとは

クワイエット・ラグジュアリーとは
YUUGAが普遍的で構築的なものでありながら、モードなプロダクトであり
そしてラグジュアリー/エレガントな世界観をイメージしていることをお伝えしてきました。

私たちのやりたいことが、まさに言語化されたと感じたのが
「クワイエット・ラグジュアリー(Quiet Luxury)」です。
日本語にすると、「静かなるラグジュアリー」。
YUUGAを常設していただいている京阪百貨店守口店のトラディショナルスタンダード様でも、
静かなるラグジュアリーの概念を以前から取り組んでいらっしゃいました。

「クワイエット・ラグジュアリー(Quiet Luxury)」の言葉自体は、10年ほど前からあったそうですが
トレンドとして浮上したのは、2023年秋冬で
私は WWD JAPANの記事から言葉の定義を知りました。
“クワイエット・ラグジュアリー(Quiet Luxury)”が、ビッグトレンドの気配を見せ始めました。“クワイエット・ラグジュアリー”はその名の通り、派手で目立つデザインを遠ざけ、抑えた色や柄で素材の上質さを引き立てる、気品ある装いのこと。ロゴやモチーフは押し出さず、控えめで穏やかでありつつ、クラス感はしっかり醸し出すところに特徴があります。
引用:WWD JAPAN - 注目の“クワイエット・ラグジュアリー” 今季の決め手はワントーン【2023-24年秋冬トレンド】https://www.wwdjapan.com/articles/1661757


私とディレクターのNorikiは、「ついにキタ!」と思いました。笑

YUUGAを始める前行っていたインスタライブなどのフォロワーさんとのやりとりでは、
ロゴが派手に入っているような服や、
分かりやすくお金持ちを象徴するような煌びやかすぎるものよりも、
わかる人にだけわかるような、"良いもの"を身につけたい
といった会話をよくしていました。

特に、コロナ禍となった2020年頃は、下記のような流れがあったと感じました。
暗い気持ちになりがち・外出できない代わりに、装いは明るく・派手に
リモートワークなどが増え、よりリラックス・カジュアルな装い
SNSやライブ配信などでの画面映えで、ただの白Tではなくロゴが大きく入った分かりやすいTシャツ(ロゴドン)
上記はあくまで私個人の考えです。

もちろん、豪華絢爛・煌びやかなものも魅力的ですが
YUUGA立ち上げ以前から、自分自身が普段身につけると考えた時に
主張しすぎない、上品なものが良い と考えていました。

YUUGAを立ち上げる時、商品を考える時、店舗を立ち上げる時
それぞれのタイミングで私は毎回、「ラグジュアリーとは何か」を意識しています。

それは一見、無駄とも思える必要な余白のことだと、今は考えています。

また「普遍的でありながら、モード」のように矛盾していますね。笑

もう少し分かりやすくすると「心地よさのために必要な余白」です。

心地よさというのは、正直、なくても生きていけるもの=無駄
でも、必要なものだとも思えます。
自身のレベルを上げて、心地よさを求めることは、心の豊かさに繋がります。


皆さんも、ラグジュアリーや贅沢 について、日常のシーンでイメージしてみてください。


YUUGAで置き換えると・・・

 

生地をふんだんに使っていること

例えばフラッグシップである「Izabella」は
蹴回しとよばれるスカートの裾周りが3mを越え、
用尺としては3.5mとなり、まさに"贅沢使い"となっています。
(一般的なワンピースであれば2m〜2.5m)
生地の用尺は、商品の原価にダイレクトに効いてきます。
生地をふんだんに使うことはコストもあがりますが
何よりも、歩くたびに大きく揺れて生地の美しさがよく分かり
これこそが最高の贅沢だと思っています。

Izabella以外のモデルも、
着丈や蹴回しを長くすることによって
生地の揺れ・美しさを楽しめるようになっています。

 

たった1人のために作られる服を着られること

YUUGAは受注生産で、1着単位でプレタポルテ専門の工場にてお仕立てしています。
それだけでなく、パーソナルオーダーとしてお一人お一人に合わせたサイズでのお仕立てや
クチュール(ゼロからデザインの立ち上げ)も可能です。
※パーソナルオーダーはチャージアップ、クチュールは要相談

たった1人のために作られた服を着用できることは
特別感があり、贅沢なことだと感じます。
特に、パーソナルオーダーやクチュールは、自分に合うように作られます。

1人のお洋服のために、
デザイナーの私・ディレクターのNoriki、パタンナー、縫製工場・・・
上記に書ききれない、YUUGAに関わっているチームのメンバーが動くのです。

 

表参道店でのティーサービス

YUUGA表参道店では、YUUGAをご購入いただいた方は
ご来店いただくたび(1日1回)に、ティーサービスを行っており
紅茶やハーブティーをティーカップでご用意します。
YUUGAの洋服だけでなく、
100年以上前のアンティーク家具や(バフェ(食器棚)、チェア、ネストテーブル)
花瓶に生けた花、香りの良いキャンドルなど
YUUGA店舗の空間を作るものを眺めながら、好きな話をしてお過ごしいただく。

時間は有限だと知っていますが、ゆっくりと流れるひとときを"心地よく"楽しむ。
こういったことも、最高の贅沢だと考えています。


今回は、静かなるラグジュアリー/クワイエット・ラグジュアリー
ひいてはYUUGAのラグジュアリーについてお伝えいたしました。
YUUGAの世界が少しでも伝わったら幸いです。

 

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Hanae

YUUGA デザイナー
毎週土曜19時 YUUGAに関する情報をYoutubeにて発信中。最新情報はInstagramをご覧ください。

Noriki

YUUGA ディレクター
毎週日曜 19時よりYouTubeにてYUUGAを立ち上げた経験を元に発信中。最新情報はInstagramをご覧ください。