こんにちは。YUUGAデザイナーのHanaeです。
今回のブログでは、普段あまりフィーチャーできていないYUUGAのメンズラインについて、ブランドの立ち上げ背景や、YUUGAのものづくりに対する考えを交えながらお伝えしたいと思います。
YUUGAはレディースブランドとして始まりましたが、メンズラインもあり、ジャケット(シングル/ダブル)、スラックス、そしてコートの展開です。
2024/10/19に公開したYoutube動画を元に本記事を掲載しています。
動画も合わせてご覧ください。
メンズ立ち上げはもう一つブランドを作るような感覚でした
実はメンズラインは、最初からすんなり立ち上がったわけではありません。
ディレクターのNorikiが特に影響を受けた、ヨーロッパ(イタリア)テイストのシルエットを目指していましたが、求めていたシルエットがうまく出せず、一度断念したという経緯があります。
YUUGAのレディースの環境では、デザイナーズブランドとしての要素が強くでてしまうため、メンズ用の環境を整えることにしました。
環境を再構築することになったのでもうひとつブランドを立ち上げるのと同じ労力になります。
結果的にレディースのリリースから1年遅らせることになりましたが、国内でも3本の指にはいる大きなテーラー専門の工場との出会いもあって、ようやく理想とするものを形にできました。
元々レディースの洋服は、「メンズの仕立て服を着た人の隣を歩いた時に負けないような迫力をつけたい」というイメージがありました。
メンズのデザインに私は携わってはおりませんが、私自身も想像していた、レディースの隣を歩いているメンズの仕立て服のシルエットがそのままメンズのラインになりました。
デザイナーとディレクターが直接、現場に足を運ぶ理由
テーラー専門の工場で生産しているYUUGAのメンズは、1着のジャケットを作るのに180以上の工程があり、一般の皆さんが通常、洋服を買う際には気に留めない部分にも作り込みがされています。
私たちYUUGAは、デザイナーやディレクター自身が実際に工場へ足を運び、職人と対話しながらものづくりをしています。私自身も実際に現場を見て「このクオリティはこういう工程があるからこそ生まれるんだ」と肌で感じました。
一般的には、コスト削減のために現場との距離が遠くなるケースが多いですが、YUUGAは逆に、現場に近い距離感でものづくりを行って、少しでも皆さんにその価値をお伝えしたいと考えています。
プロダクトアウトの姿勢と、YUUGAの世界観
YUUGAはマーケットインではなく、プロダクトアウトの思想が強いブランドです。
「自分たちが欲しいもの」「自分たちが必要だと思うもの」を起点に作っていて、ペルソナは、デザイナーである私自身、そしてディレクターです。
つまり、私たち自身がYUUGAの一番の顧客であるとも言えます。
だからこそ、ジャケット一つをとっても、素材、芯、仕立て、すべてに妥協せず取り組むことができます。
メンズのコートはレディースからの影響も
2024年からスタートしたメンズコートは、実はレディースからのインスピレーションも込められています。
メンズのコートでありながら、裾に向かって広がる"けまわし"や少し長めの着丈、ややAラインに広がっているシルエットが特徴です。
着たときの迫力や構築的な美しさはメンズでありながら、シルエットはレディースの要素を反映させています。
パーソナルオーダーで叶える、自分だけの1着
YUUGAのメンズラインはすべてパーソナルオーダー。
採寸をさせていただき、肩幅や着丈、ボタンや裏地の選定までお客様に合わせてお作りしています。生地も豊富にご用意しており、シーズンや用途に合わせたご提案が可能です。
「オールシーズン着られる1着が欲しい」というご要望はよく耳にしますが、私たちはいつも、「それは難しい」とお伝えしています。
春夏、秋冬、それぞれのシーズンに適した素材があり、また用途も変わってきます。そのため、春夏用、秋冬用、それぞれご注文されることを推奨しています。
「どこで使うのか」「どんな状況で使うのか」そういったシチュエーションをお伺いして、ご提案させていただいております。
YUUGA表参道店では、しっかりとお客様と会話をさせていただき、お客様に最適な1着をお仕立てさせていただきます。